
「仮設トイレって、やっぱり臭うのかな…?」
導入を検討するとき、まずここが気になる方は多いと思います。実は“臭いの出やすさ”には理由があって、ポイントを押さえると「臭いが気になりにくい仮設トイレ」を選びやすくなります。
結論から言うと、臭い対策で大切なのは大きく2つです。
①臭いの漏れ道(隙間)を作りにくい構造であること。
②タンクの材質によって汚れが付着・残留しにくく、臭いの原因をためにくい状態を保てること。
株式会社ビー・エス・ケイ(BSK)の仮設トイレはこの2点に配慮した設計を重視しており、ご利用者様からも「臭いが気になりにくい」という声をいただくことがあります。
ここからは、仮設トイレの基本の仕組みとあわせて、「なぜ臭いが気になりにくいのか」を順番にわかりやすくご紹介します。
まず押さえたい!汲み取りが必要な仮設トイレの仕組み
仮設トイレにはいくつか方式がありますが、建設現場や災害時によく使われる簡易水洗方式・非水洗方式は、使用後の汚物をタンクに溜めて回収する仕組みのため、定期的な汲み取りが必要になります。
構造はとてもシンプルで「 汚物タンクに溜める → 汲み取りで回収」
上下水道が整っていない場所でも運用しやすい一方で、使う人の快適性を左右するのが「臭い」や「衛生面」です。
仮設トイレの臭いの原因は、大きく2つ
臭いが気になる原因は、主に次の2つに分けられます。
1)タンク周りの“隙間”から臭気が漏れる
タンクの合わせ目や汲み取り口など、ほんのわずかな隙間があると、そこが臭いの“漏れ道”になりやすくなります。
2)タンク内に汚れが付着することで、臭いの原因がたまっていく
汚れが付着したままだと臭いの元がたまりやすく、清掃しても“におい戻り”につながることがあります。つまり臭い対策は、「消臭する」だけではなく、漏れ道を減らすことと、臭いの原因をためにくい状態を作ることがポイントです。
BSKが大切にしている「臭いが気になりにくい」設計
BSKの仮設トイレでは、臭いの不安を少しでも減らせるように、タンク周りで“隙間を作りにくい”設計を重視しています。ここでは3つのポイントに分けてご紹介します。
1)防臭板パッキンで「臭気漏れ」を抑える
臭気が漏れやすいポイントに防臭板パッキンを用いることで、隙間を減らし、密閉性を高める方向に働きます。
2)汲み取り口などを固定し、部材同士をしっかり合わせる
部材同士がしっかり合う状態を作ることで、接合部の密着性を保ちやすくなります。密着が安定すると、隙間の発生も抑えやすくなります。
さらに、射出成型(インジェクション成型)は寸法精度を出しやすい成形方法のため、部材同士がぴったり合いやすく、隙間が生まれにくい設計につながります。タンク周りは臭気の“漏れ道”が生まれやすい部分だからこそ、こうした精密性は、密着状態を保つうえで大切な要素になります。

しっかり密閉された汲み取り口
3)タンクとフロアの「へたりにくさ(たわみにくさ)」で密着を保つ
密閉パーツがしっかり機能するためには、構造全体の安定も欠かせません。タンクがしっかりしている上にフロアを重ねる構造は、移動や長期使用でも“ズレ”が起きにくく、密閉・密着を保ちやすい設計になっています。
ここまでが「臭気漏れを抑える」ための工夫です。もうひとつ、臭い対策で意外と大事なのが“材質”の視点です。

タンクとフロアパネルの接着イメージ
「汚れが残りにくい」タンク内面
BSKの仮設トイレは、射出成型(インジェクション成型)で製造しています。汚物タンクには、加工時のざらつきが出にくい材質を採用しており、内面がつるっとした質感になりやすいのが特長です。
そのため、臭いの原因となる汚れが付着・残留をためにくい状態を保ちやすくなります。清掃後の衛生状態を保ちやすいことも、臭いが上がりにくい環境づくりにつながります。

内面がつるっとした質感で汚れが付着しにくいタンク
屋外利用では「耐久性・耐光性(紫外線)」も考慮
仮設トイレは屋外で使われることが多いので、臭いだけでなく、見た目の印象や紫外線による色あせ・経年変化も気になるポイントです。
そこでBSKでは、清潔感だけでなく“使い続ける現場”も想定して、汚れ・傷・色ムラが目立ちにくい色としてグレーを採用しています。土埃や擦れが避けにくい環境でも、外観の印象を保ちやすく、管理の負担を軽くしやすいからです。また、グレーは白に比べて経年変化が目立ちにくく、紫外線による色あせ・劣化を抑える狙いでもバランスのよい選択肢です。こうした「現場での見た目」と「長期使用」を両立させる考え方は、BSKが掲げる「トイレロスをなくし、快適な仮設トイレでより良い社会を実現する」という理念にもつながっています。
実際に、BSKのトップセラーシリーズ「ビューティースカーレット」は、1993年(平成5年)にグッドデザイン賞を受賞しており、機能性だけでなくデザイン性も評価されました。
よくある質問(FAQ)
Q1. 仮設トイレの汲み取りが必要なのはどの方式?
A. 一般的に、簡易水洗方式・非水洗方式は汚物をタンクに貯留して回収するため、定期的な汲み取りが必要です。
Q2. 仮設トイレはなぜ臭いが気になるの?
A. タンク周りの隙間から臭気が漏れたり、タンク内に汚れが残って臭いの原因がたまったりするためです。
Q3. 臭いが気になりにくい仮設トイレの条件は?
A. パッキン等で密閉できること、ネジ固定などで密着を保ちやすいこと、へたりにくい構造でズレが起きにくいことに加えて、タンクの材質によって汚れが付着・残留しにくく、臭いの原因をためにくいことがポイントになります。
まとめ
特に簡易水洗方式・非水洗方式は汲み取り運用が前提になるため、臭い対策では
- 漏れ道(隙間)を作りにくい構造
- タンクの材質によって“臭いの原因をためにくい状態”を作れること
が大切になります。さらに屋外利用では、耐久性・耐光性も含めて選ぶのがおすすめです。
そして運用面では、消臭液の活用も心強い味方になります。たとえば当社の消臭液 「スカーレットマリーンリックⅡ」 を、使用状況に応じて併用することで、タンク内の臭気対策をサポートし、汲み取りまでの期間をより快適に保ちやすくなります。構造・材質による“臭いが上がりにくい設計”に、運用の工夫を組み合わせることで、においの不安をより軽減しやすくなります。
導入検討や仕様確認、運用方法(消臭液の使い方)についてのご相談も、お気軽にお問い合わせください。

